35〜40坪の総費用

35〜40坪の総費用

 

一般的な家の広さは35〜40坪程度とされています。
注文住宅の計画を練る場合も、このぐらいの広さで間取りや予算について考えるケースが多いでしょう。

 

では、平均的な家の大きさである35〜40坪の注文住宅を建てる場合、総費用の平均はどの程度になるのでしょうか?
注文住宅の資金計画を考える上で、この疑問は避けては通れません。

 

今回は35〜40坪の家の総費用の目安と、住宅価格を考える際の注意点について解説します。

 

 

 

◯35〜40坪の住宅
新築の注文住宅の平均的な広さは延床面積35〜40坪です。
都市部と地方では家の広さに多少違いはあるものの、住宅のプランでもこのぐらいの広さを一つの目安として採用していることが多いです。

 

床面積ではなく、敷地面積で考えてもこの程度の住宅規模であればだいたい同じぐらいの広さが一つの目安となります。
例えば40坪の敷地の建ぺい率が50%とすると、1階で20坪、2階で20坪の合計40坪となります。
ただし、建ぺい率は土地によって異なるため、敷地面積についてはあくまで目安と考えてください。

 

 

 

◯35坪の住宅の総費用
3LDK〜4LKDで2200万円から2600程度となります。

 

一般的なハウスメーカーの場合、坪単価は50万円から60万円程度です。これに面積の35坪をかけると、建物の価格は1800万円〜2100万円ほどになります。

 

ここで注意しなければならないのは、広さと坪単価をかけ合わせて求められる価格は、建物価格であって総費用ではないということです。
注文住宅を実際に住めるような家にするためには、塀や門などの外構工事や、電気や水道の工事も必要になります。注文住宅にかかる総費用のうち、建物価格は8割で、それ以外の費用が2割程度を占めると言われています。そこで諸費用として建物価格にプラス500万円し、総費用は2200万円〜2600万円程度になると考えられます。
土地を購入する場合、これとは別に土地代も必要になります。

 

 

 

◯40坪の住宅の総費用
4LDK〜5LDKで2500万円から2800万円

 

同じような内装・設備の住宅でも、坪単価は広い住宅の方が安くなります。キッチンや風呂場など一つしかない設備の費用が影響するためです。
40坪の場合、坪単価は50万円から55万円程度になります。建物の価格は2000万円から2200万円ほどになります。

 

35坪の住宅の場合と同じく総費用を考えると、建物価格の他に諸費用で500万円強かかることになるため、総費用は2500万円〜2800万円程度になります。
こちらの場合も土地を購入する場合は、住宅の総費用とは別に土地代も必要になります。

 

 

 

◯5坪の差
住宅の広さは35〜40坪が平均とされてはいるものの、40坪と35坪では5坪も違います。
畳で換算すると10畳弱、一部屋ぶん以上違います。かなり大きな差です。

 

5坪の差は、部屋数が多くなると強く感じます。3LDKであればあまり差はありませんが、4LDKとなると、35坪ではやや手狭に感じることでしょう。

 

部屋数が増えても、個室の面積を削るのには限界があります。狭い土地にたくさんの部屋を詰め込んだ場合、影響を受けるのはリビングや洗面所、収納などのスペースです。これらのスペースにゆとりをもたせたい場合は、部屋数を抑えた間取りを考えた方が良いでしょう。

 

 

 

◯坪単価を考える時の注意点
家の広さから値段を考える時に便利な坪単価ですが、坪単価を使用する際にはいくつか注意が必要です。

 

一つは諸費用の存在です。
すでに述べた用に、面積と坪単価から算出できるのは建物の価格のみです。実際に住める住宅を建てる際には様々な諸費用が発生します。諸費用の存在を考えずに資金計画を建ててしまうと、後でお金が足りずに困ることになりかねません。

 

もう一つの注意点は、坪単価自体の計算方法です。会社によって、坪単価の算出方法が異なることがあるのです。

 

 

 

◯延床面積と施工面積
ハウスメーカーや工務店の広告で頻繁に見られる坪単価ですが、これがどのように計算されている数字かご存知でしょうか。

 

坪単価は、建物の価格を広さで割ることで算出します。ここで注目すべきなのは建物の面積です。

 

建物の面積には大きく分けて、延床面積と施工面積があります。
延床面積とは、その名の通り各階の床の面積を合計したものです。
一方の施工面積については、明確な定義がありません。その会社が施工したと判断できる面積であれば施工面積に加えることができます。床はもちろん、玄関ポーチやカースペース、吹き抜けなども施工面積に含めることができます。

 

坪単価を計算する際、延床面積ではなく施工面積を利用すれば、より価格を安くみせることができるようになります。全く同じ内容の住宅でも、延床面積を使用するか施工面積を使用するかで、坪単価が違ってしまうのです。

 

こうした坪単価のマジックに騙されないようにするためには、坪単価を計算する際にどちらの面積から計算しているかを確認することが重要です。

 

 

 

◯他人の家の価格は参考程度に
ここまで住宅の平均価格や坪単価について話してきましたが、これらの価格はあくまでも参考程度に留めておくことをおすすめします。

 

家の価格は家の内容や土地の状況などによって大きく変わります。
特にオーダーメイドである注文住宅においては、住宅ごとの価格差が大きく、同じ要望に応じた住宅でも、場所やメーカーによってその価格には大きな差があります。

 

自分の建てたい家の住宅価格がいくらになるのか、この予算でどんな家が建てられるのかについては、実際に見積もりを取ってみるのが一番です。複数のハウスメーカーや工務店から見積もりを取れば、住宅の適正価格も見えてきます。